lethesea’s diary

忘れてくれ

Perf8のなりそこないが黒魔導士になるまで

灰かぶりの序章

FF14を始めてから2年経った。2年間いろいろあった。ウルダハに降り立った初日は画面酔いして1時間足らずでギブアップした。星空が綺麗だったからクソデカ初期HUDを表示させたままスクリーンショットを撮ったりもした。初期装備のままザナラーンのデカい亀にオートアタックを仕掛けて、死んだ。

ほかにもゲーム初心者による愉快な実話を紹介したいところだが、今はそれどころではない。本題に移ろう。

 

あらかじめ断っておくが、このブログではいわゆる「外部ツール」の話が出てくる。少しでも抵抗がある人間はこの先を読むことをお勧めしない。

ちなみにわたし自身この手の話題を避けてきた人間だ。だから本当はこんな話をインターネットで発信する予定は無かった。無かったのだが、どういうわけか今貴方はこの文面を読んでいる。この点についても話せば長いからまたいつかにしよう。とにかく、自身の信条が変わるくらいには思ったのだ――強くなりたい、と。

 

メインジョブは、と聞かれたら黒魔導士だと答えてきた。胸を張ってとまではいかないが、言い淀むことはなかった。新生から最新パッチまで黒魔導士で駆け抜けてきた。むしろほかのジョブが全くわからない。できない。一応白魔を90まで上げてあるが、80まではジャンポした。

別に他人に迷惑がかからないレベルなら現状でもいいだろう。だが、困ったことにわたしは極マウント周回なんかにも平気で黒魔を出していた。気づかないふりをしてきたが、ヘイト順位はいつも最下位だったし、動かされるギミック処理では平気でアンブラルソウルをぐるぐるしていた。エノキはよく切れるし、そもそも生やし忘れてきた。何より怖い話をしようか。辺獄零式に黒魔を出したことがある。3層の雑魚フェーズで限界を迎えたが、2層までは一応クリアした。こんな自分のことを普通の黒魔導士だと思い込んで生きてきたのだから性質が悪い。

まあまあそこまで言わなくても自由に遊べばいいじゃんか、という優しさもありがたく受け取ろうと思う。それ以上俺の悪口を言うな、という共感がいただけるのなら非礼を詫びておこう。だけどごめんみんな、わたしは見てしまったんだ。logsの自分のページを。そこには、灰色の文字で「Best Perf. Avg 8」と書いてあった。

これがどういうことなのか、強い人には悲惨さが伝わるだろう。当時のわたしにはわからなかった。だから調べた。そして自分の弱さを自覚した。

 

わたしは今日から、ここに記録を残すことにする。ログそのものを載せることはさすがにできないけれど、自分に何が足りていないのか、どれくらい伸びたのか、できる範囲で書き記しておこうと思う。これはシンデレラストーリーかもしれない。灰だけに。

Perf8のなりそこないが黒魔導士になるまで、どうか無駄な悪足掻きではなかったと思える日が来ますように。